イキイキと年齢を重ねるために注目される糖鎖(とうさ)

イキイキと年齢を重ねるために注目される糖鎖(とうさ)
2024.05.17

イキイキと年齢を重ねるために注目される糖鎖(とうさ)

糖鎖」というものを知っていますか?

文字通り、糖が鎖のようにつながった物質で、生命活動の維持に不可欠です。糖鎖は人間だけでなく、動物や植物など、さまざまな生物の中に存在しています。この記事では糖鎖に関する説明や人体との関係、糖鎖を意識した食事についてご紹介します。糖鎖という言葉を見聞きしたことがある方も、初めての方もぜひ、最後までお読みください。

 糖鎖とは?

生命には3つの鎖があるとされています。1つめの鎖がDNAやRNAといった核酸です。生命の設計図とも言えるDNAから、RNAを介して合成されるのが、2つめの鎖であるタンパク質です。生物の組織を形作るのはもちろん、酵素のような化学反応を担うものや、物質の輸送や貯蔵を担うものなど幅広いタンパク質があり、生命活動に欠かせません。そして、3つめの鎖となるのが糖鎖です。核酸やタンパク質に比べて、研究が遅れていましたが、現在は非常にホットな分野となっています。糖鎖に関する基礎的なことや現在分かっていることについて、説明していきます。

糖鎖は何でできている?どこにある?

糖鎖とは文字通り、糖が鎖のように連なった物質を指します。糖には多くの種類があり、ブドウ糖として知られるグルコース、健康食品に用いられるN-アセチルグルコサミンも糖の仲間です。糖が数個から数百個つながり、糖鎖を形成します。

糖鎖はタンパク質や脂質と結合して、糖タンパク質や糖脂質の形で、主に細胞の表面に存在しています。人間の全ての細胞の表面に存在し、人体には1兆種類の糖鎖が存在という説もあるぐらいです。糖鎖の種類によって、細胞の見た目や特徴が変わるため、「細胞の顔」や「細胞の衣装」と表現されることもあります。

 糖鎖の機能は目印と鎧

糖鎖の主な機能は「目印」です。生命体の中では、糖鎖の違いを元にさまざまな識別が行われています。もっとも身近な例が人間の血液型で、A、B、O、AB型は赤血球の表面にある糖鎖の違いによって生じるのです。また、病原体が感染する際にも、標的細胞の表面にある糖鎖が目印として使われます。さらに、糖鎖とタンパク質が結合した糖タンパク質の品質管理にも糖鎖が欠かせません。糖鎖が切れたり、短くなったりした糖タンパク質は、分解され、異常な糖タンパク質が残らない仕組みになっています。

その他に、糖鎖には細胞を守る「鎧」としての機能もあります。糖鎖が細胞表面をびっしりと覆うことで、熱や分解から細胞を守ることができるのです。

 糖鎖を応用した技術

糖鎖は既に医学の領域で応用されています。特に身近な例としては、タミフルやリレンザといったインフルエンザの薬でしょう。感染し、細胞内で増えたインフルエンザウイルスが細胞の外に出るためには、糖鎖を切らねばなりません。タミフルやリレンザといった薬は、インフルエンザウイルスが糖鎖を切ることを邪魔して、細胞の外に広がりにくくするのです。

もう1つの例として、エリスロポエチンをご紹介しましょう。赤血球を作る造血因子の一種で、合成されたものが貧血の治療薬として用いられています。エリスロポエチンには糖鎖が付いており、この糖鎖がないと薬として機能しなくなってしまうのです。

 糖鎖にはまだ分からないことが多い

医薬品の分野で応用はされているものの、これらは非常にまれなケースで、糖鎖は未知の部分も多い物質です。核酸やタンパク質はある程度研究が進み、望み通りに分子をデザインすることも容易になりましたが、糖鎖の研究はその段階には到達していません。

しかし、糖鎖の研究では、日本が世界をリードしています。糖鎖を作る酵素の遺伝子は人間では約200種類見つかっていますが、その6割は日本で発見されているのです。

そして、糖鎖研究に関する日本のアドバンテージを活かして、国家レベルでの「ヒューマングライコームプロジェクト(ヒト糖鎖計画)」が2023年からスタートしました。22万人分の糖鎖情報を解析して病気との関連を調べたり、糖鎖が体内で作られる仕組みを調べたりしていきます。ヒト糖鎖計画により、糖鎖に関する理解が大きく進むでしょう。

 糖鎖は食事から摂れる?

ここからは、日々の生活の中での糖鎖に焦点を当てていきます。糖鎖が生命活動に欠かせないものであるため、外から補えると良いなと思われる方も多いでしょう。糖鎖を意識したい人に役立つ食材や、上手に摂取するための知識などをご紹介していきます。

 糖鎖をそのまま摂るのは難しい

最初にがっかりすることを書いてしまいますが、糖鎖をそのまま食事から摂るのは非常に難しいです。糖鎖は糖の組み合わせや長さなど、非常に多彩であり、先に書いたように人体には1兆種類の糖鎖が存在するとも言われるため、全て食事で補うことは現実的ではありません。また、糖鎖だけでは不安定になりやすい点も、食事で摂ること難しくしていると言えるでしょう。

しかし、糖鎖を構成する「糖」であれば、食事から摂ることが可能です。糖鎖を構成するのに欠かせない「単糖」と呼ばれる糖は、これ以上分解されない最小単位の物質なので、安定的に存在できます。

 糖鎖を構成する8種の糖鎖栄養素

糖鎖を構成する8種の単糖を「糖鎖栄養素」と呼んでいます。8種類の糖鎖栄養素の名前と含まれる食材は次の通りです。

グルコース(ブドウ糖)精白されていない穀類、根菜類、キノコ類などに含まれる
ガラクトース(乳糖)乳製品などに含まれる
マンノースキノコ、アロエ、サボテン、コンニャクなどに微量に含まれる
フコースめかぶやもずくといった海藻類に含まれる
キシロース穀類や植物の皮などに含まれる
N-アセチルグルコサミンツバメの巣、カニなどの甲殻類の甲羅に含まれる
N-アセチルガラクトサミン鮫軟骨、ツバメの巣などに含まれる
N-アセチルノイラミン酸ツバメの巣、母乳などに含まれる

 食事から摂りやすい糖鎖栄養素は2種だけ?!

8種類の糖鎖栄養素をご紹介しましたが、食事から簡単に摂れるのは、グルコースとガラクトースの2種類だけ。他の6種類は、含まれている食材が希少であったり、含有量が少なかったり、たくさん食べられない食材だったりするため、食事からの摂取には不向きなのです。

糖鎖栄養素を食事から上手に摂るためには、グルコースとガラクトースをしっかり摂りつつ、残りの6種類をどうやって摂るかが最大の鍵になります。

 糖鎖栄養素の摂取にサプリメントを活用する2つのメリット

8種類の糖鎖栄養素を摂るために、活用したいのがサプリメントです。糖鎖栄養素をサプリメントで摂ることには2つのメリットがあります。

1つめのメリットは、グルコースとガラクトース以外の6つの糖鎖栄養素もしっかり摂れることです。微量のマンノースを摂るためにキノコをたくさん食べられませんし、N-アセチルガラクトサミンを摂るためにツバメの巣を頻繁に食べていたら破産してしまいます。しかし、8種の糖鎖栄養素をバランス良く配合したサプリメントを活用すれば、食材の弱点を克服できるのです。

もう1つのメリットは、続けやすい点にあります。糖鎖栄養素は毎日継続して摂ることが理想です。毎日3食、糖鎖を意識したメニューを用意するのは手間がかかります。また、外食や飲み会も十分に楽しめないでしょう。しかし、サプリメントであれば、普段の食事にプラスするだけなので続けやすいのです。

 HBCフナトは糖鎖栄養素のパイオニア

HBCフナトは糖鎖栄養素にいち早く着目し、製品化に取り組みました。その結果、2006年には8つの糖鎖栄養素をバランス良く含んだ顆粒タイプのサプリメントの開発に成功し、販売を始めています。その後も飲みやすさを向上させたゼリータイプや、糖鎖栄養素をリポソーム化して吸収力を高めたタイプを発売するなど、製品の改善を続けているのです。

また、HBCフナトのウェブサイトでは、糖鎖と健康に関連した情報発信も積極的に行っています。詳しくはこちら

 まとめ

糖鎖は人間を含めて、あらゆる生き物の生命活動に欠かせない物質です。一部、医学での応用がされているものの、多くのことが分かっていません。そんな糖鎖を構成する8種の糖鎖栄養素は、食事からも摂取できますが、含有量の少なさや食材の希少性もあり、全てを食事で賄うのは困難です。8種の糖鎖栄養素をバランス良く配合したサプリメントを活用して、糖鎖を意識した食生活を毎日継続していくのがベストと言えるでしょう。

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