「終活」は「今を充実させるための活動」である
本当の「終活」とは
2009年に「終活」ブームが起こったのを覚えていますか? かつては、終活という言葉に対して、ネガティブなイメージを持つ人が多数でした。明るく、新しい考え方として関心が高まったことがブームの火付け役になりました。
終活はもはや「死の準備」に留まるものではありません。自分の生き方や死に方を自ら選び、家族に負担をかけることなく、希望に沿った形で最期を迎えたいという思いが、多くの人の間で共感を得ました。今では、単なる「死の準備」を超え、自分の人生をどう充実させるかを考える活動へと発展しています。
「終活」でやるべき5つのこと
①エンディングノート
希望や財産、葬儀の詳細を記したノート。家族が困らないよう、遺言や財産分配の希望 を明記します。
②断捨離
生前に所有物を整理し、遺品整理で家族に負担をかけないようにする活動。
③遺言書の作成
法的効力のある遺言書で財産分与の意思を明確にし、相続トラブルを防ぎます。
④葬儀・お墓の準備
希望する葬儀やお墓を事前に決め、契約や購入を行うことも含まれます。
⑤生前整理
財産や契約を生前に整理し、家族が手続きを円滑に行えるように準備します。
何からはじめればいいの?
「終活」はやることが多くて面倒だと感じるかもしれませんが、まずは簡単なステップから始めてみませんか?
簡単にはじめられる「終活」について、2つ紹介します。
1、エンディングノート
- エンディングノートとは?
自分の死後に家族や親しい人が困らないように、自分の希望や財産、葬儀の詳細などを記録するノートです。葬儀の形式や財産分配、延命治療に関する意向などをまとめ、家族がスムーズに対応できるようにするのが目的です。法的効力はありませんが、自分の意思を伝える大切なツールです。
- メリットは?
エンディングノートを書くことのメリットはたくさんあります。自分だけでなく、家族のためになることはメリットとして注目されています。ですが、エンディングノートはむしろ、自分のこれからのために必要なものだという認識が生まれてきました。
- エンディングノートにかくこと
①基本情報
自分の名前、住所、連絡先などの基本情報を記載します。
②家族や連絡先の情報
緊急連絡先や重要な人の情報をまとめます。
③財産に関する情報
銀行口座や保険、資産の一覧を記録しておきます。
④医療や介護に関する希望
延命治療や臓器提供に関する意志を記します。
⑤葬儀やお墓に関する希望
葬儀の形式やお墓の場所、散骨などの希望を明記します。
⑥感謝やメッセージ
家族や友人に伝えたい言葉や感謝の気持ちを書き残すこともできます。
- もっと自分を深く知る
エンディングノートは、主に家族や関係者への指示や希望を伝えるためのもので、法的な手続きや最期に関する準備に焦点を当てるものです。
ですが、洗いざらい自分のことを書いてみると、今まで気づかなかった自分に気づくことができます。そこから、新しい人生の目標も見つかるかも知れません。
2、自分史
- 自分史とは?
個人が自分の人生を振り返り、その出来事や経験、感情、成長を記録したものです。自分の生まれから現在までのライフストーリーをまとめ、自分や家族、将来の世代に向けて、人生の足跡を残すことを目的としています。
- メリットは?
・自己発見
自分の過去を振り返り、人生の中での重要なテーマや自分の強み、弱みが浮き彫り になります。
・家族との絆を深める
自分史を家族と共有することで、家族の歴史や絆が深まります。
・未来への指針
自分史を書き終えた後、過去から学び、未来に向けて新たな目標を設定する助けとなります。
・自分史に書く10のこと
①生い立ち
生まれた場所や家族構成、幼少期の思い出など、人生の最初の部分を振り返ります。両親や祖父母との関係、故郷の風景、幼少期の遊びや学びなども書くと、温かい記録になります。
②学びや職業経験
学校生活、友人関係、勉強や部活動、さらには社会人になってからの仕事の経験を記録します。転職やキャリアの節目となった出来事、成功や挫折についても記録しておくと、自分の成長を実感できます。
③家族や人間関係
結婚や家族との関わり、友人や恩師との関係など、人生において重要な人間関係についても記録します。人との出会いや別れがどのように自分の人生に影響を与えたかを書いておくと、その時々の感情や思い出が蘇ります。
④趣味や特技
自分がこれまでに楽しんできた趣味や得意なことについても触れます。登山や旅行、音楽やスポーツなど、個人的な活動を通じて得た学びや喜びを書き残します。
⑤大きな転機や出来事
人生の中で重要な転機となった出来事や挑戦、危機を乗り越えた経験についても記します。これには病気、転職、引っ越し、家族の死などが含まれることが多いです。
⑥感謝や学び
人生を振り返る中で、感謝していることや学んだこと、他の人に伝えたいメッセージを書きます。これにより、自分史が単なる事実の羅列ではなく、感情や考えを深く反映したものになります。
⑦未来へのメッセージ
これからの自分に向けた抱負や、家族や友人、次世代に向けたメッセージを書きます。これにより、自分史は単なる過去の記録ではなく、未来への希望や目標も含んだものになります。
・過去を思いだせる
自分史を書くことによって、自分の人生を振り返り、やり残したことを発見することもあるかも知れません。これからの人生で、それを実現するきっかけにもなります。
本をつくりませんか?
「終活」をより楽しむための方法を紹介してきました。個人でこれらの取り組みをすることは大変なことです。ここでは、簡単に取り組むことができるサービスを紹介します。3つのステップで紹介していきます。あなたも、エンディノートや自分史を、書籍にしてみませんか?
ステップ①「あなたの話を聞かせてください」
プロのライターが丁寧にあなたの話を伺います。
ステップ②「完成をお待ちください」
プロのライターが文字起こしから記事の作成をし、プロの編集者が編集を担当して書籍にしていきます。
ステップ③「完成した書籍があなたの元に届きます」
綺麗に製本された完成した書籍をお届けします。ご家族と一緒に読んでも、お友達にシェアしても楽しい時間になることでしょう。
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