※こちらの商品のお申し込みは、在庫の都合上6月中旬以降より承ります。 日本一薄い和菓子として知られる、パリッとした食感が特徴の銘菓。小麦粉の生地を1.2〜1.5ミリの薄さで焼き、ケシの実でトッピング。その起源は室町時代に遡り、京都で帝の護衛をしていた菊池一族を通じて、現在の菊池地域に製法が伝わったとされる。 伝承によれば、松風という趣のある名称は、茶色の面（表）が松の木に似て、白い面（裏）がうら寂しい風のようだと、茶人が名付けたもの。菊池の菓子職人は、長い年月をかけて最高の食感を追求し、 薄さにこだわり、技術を磨いてきた。薄焼きの生地は1分で冷えて硬くなるため、熱く柔らかいうちに手早く包丁で切り分けていく。製造者・正観寺丸宝の三代目店主、野口氏は 「機械で切ると切断面の生地に圧力がかかるため、食感が微妙に変わってしまう」という。 現在、菊池地域では4店舗が松風を製造・販売。生地の配合や使用する材料などにより、味は店舗ごとに異なる。 正観寺丸宝が使う原材料はシンプルながら最高品質のものが選び抜かれており、軽やかな食感と上品な甘さが特長の「松風」には全国のデパートからも注文が入る。

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